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アウトドアの危険

アウトドアの危険

知らないと死亡するケースも・・・
例年起きているアウトドアでの死亡事故は、今年も同じ事が起きてる気がしませんか?
カセットコンロでの爆発事故や、山での滑落事故、川での溺死など誰もが一度はニュースで観たり、
聞いたりしているはずですが、これだけ情報収集に恵まれた現代であっても、なかなか事故は防げません。
中には自然災害等による不可抗力でどうしようもない場合もありますが、
FIELD DISCOVERYスタッフがこれまでのアウトドアライフで感じた、事故の多くは、
知識・経験不足による事故がほとんどではないかと考えています。
わかってはいるけど、「まだ大丈夫」「ここなら平気」「たいしたことはない」と「危険を甘く見た」時。
このわずかな緊張の緩みが一番死に近い事故原因のような気がします。
こちらでは、そんなアウトドアでの危険を、我々の体験談も含めてご紹介しています。
皆さんの愉しいアウトドアライフがより安全なものとなっていただければ幸いです。

登山・ハイキングでの危険

  • ・雨具は必ず持っていけ!Open or Close
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    天候に関係なく、バックパックに必ず入れておかなければならないものが雨具。いわゆるカッパという奴。
    上位モデルのレインウェアになると、高価だが、非常に通気性・耐水性に優れたものもある。
    ウェアによってはすでにトレッキングウェアが雨を弾くような半レインウェア的な仕様のものも数多く出回っている。
    GORE-TEXと書いてあるものを購入すればまず間違いはないが、
    こだわりがなければ、ホームセンターで販売しているような軽めのレインコートでも良い。持っていないより100倍いい。
    というのは、良く、「山の天気は変わりやすい」と言われているように、 一歩山に踏み込んだら、現在地の天気予報などほぼあてにならなくなる。
    突如雲行きが怪しくなった次の瞬間、バケツをひっくり返したような豪雨に見舞われた時なんかは、こいつのありがたみを身を持って体験する事になる。
    また、「山は雨が下から降る」なんていう言葉を聞いたことがないだろうか。
    実際、強風に乗せられた雨が、横からも下からも降ってくることがある。

    上記のような雨ももちろん脅威だが、標高の高い山にはガスと呼ばれる霧が立ち込めている場合がある。
    この霧がやっかいで、濃霧にもなると、2m先の視界すら阻まれてしまう事もある。
    おまけに、その間も天然ミストにより、服はもちろん、バックパック、頭から靴まで万遍なくすべてをずぶ濡れにされる。
    天候が回復し、ガスも晴れて気温も上がってくれればいいが、大抵自分達が望むような天候になることはまれである。
    常に最悪の事態に備えて、雨具だけは必ず忘れずに持っていこう。

  • ・夏でも長袖は必要!Open or Close
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    冬の登山に防寒着を着て行かないハイカーは流石にいないが山開き後の夏登山などでは、登り口と山頂の服装が同じというパターンが結構多い。
    体力に自信があり、軽装なのは結構だが、行き当たりばったりの、いわゆる弾丸登山では、後で必ず痛い目に合う。
    夏場、登山口では30度近い気温であっても、標高2000mをも超えれば気温は10℃台まで下がることはざらにある。
    更に、標高3000m級以上の山では、夏であっても体感温度は、実に0℃を超える寒さになる。
    この寒さの中、半袖短パン等といったナメた出で立ちでは、すぐに低体温症になり、自力で下山すらできず、救助隊を呼ぶはめになる。
    救助隊を呼べるような電波が届くエリアならまだいいが、最悪電波もつながらない、もしくは携帯も持っていないなどといった状況だって可能性としては十分ありえる。
    そんな状況にならないように、たとえ夏でも長袖を1枚でもいい、バックパックに忍ばせておいた方が良い。
    これからも山に登っていれば、絶対に持ってきて良かったと思う場面に遭遇する。
    「一応、念のため」と思って、お守り代わりに入れておこう。

  • ・目指すは山頂ではなく「安全な登山」Open or Close
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    何か月も前から予定を組み、準備は万端!この日の為に有給までとった!さあ!いざ山頂へ!今日こそ、この山の頂を制覇する!
    と、こんな徹底したスケジュールでの登山であっても、3歩歩いていきなり下山する覚悟を同時にしておいた方がいい。
    複数人で登山する場合も同じく、「急に体調が悪くなった」などという人間がメンバーに一人でもいるならば、下山の事を考えておこう。
    また、「思ったより雨が降ってきた」など急な気候の変化が現れた場合も同様、 「どんなことがあっても登りきる!」などという決め事は愚行極まりない。
    というのも、だいたい山で遭難したり、亡くなっている方は、誤った状況判断が原因であることが多い。
    前日万全な体調であっても、次の日はちょっと不調かもしれない。
    今は快晴であっても、1時間後はどしゃぶりかもしれない。
    確かに登山は、山頂を目指すものかもしれないが、あくまでそれは参加するメンバー全員が安全にたどり着ける事が大前提のお話であって、 血まみれで仲間を担いで登るような登山はもはや登山ではない。 初めて登る山でも、登り慣れた山でも、力不足や悪天候の危険を感じたら、無理をしてはいけない。
    ちょっと頑張ればいけるかもという気持ちもわからなくはないが、登りきるのがルールではなく、
    「原則、無理をせず登りきる」というスタンスで挑む方が、例え登りきれなくても、安全かつ愉しい登山で終わることができる。
    山は逃げない。またワクワクしながらおやつを買い込み、次の登山の予定を立てれば良いのである。

  • ・止むことのない頭痛!「高山病」Open or Close
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    どんなに鍛えぬかれた人間でも、おおよそ標高2500m以上の山に登れば「高山病」とは無縁ではなくなる。
    標高の高い山は、地上のそれと比べて酸素濃度が低いため、非常に酸欠状態になりやすい。
    ゆえに、これらの山では、いくら足場の良い水平の道を発見したからといっても、決して調子に乗ってはしゃいではいけない。
    確かに高山は景観・見晴が良いエリアが多数出現するため、気分的にもいつものテンションではいられなくなる気持ちもわかる。
    しかし、この高山病を知らずに、「縦走慣れしてるから余裕、余裕」などと笑顔で軽快に走ろうものなら、数分後にはさっきまでの笑顔が嘘のように顔面蒼白でその場に座り込み頭を抱えることになる。

    高山病の症状は、まず一発目に「軽い頭痛」に襲われ、だんだんその頭痛が深刻なものになっていくのですぐにそれだとわかる。 その後、ひどくなると吐き気やめまい、全身の脱力感に襲われ、重症になると、体内の酸素循環が行われず、 意識障害、昏睡、肺水腫などを発症する場合もある。ここまでくると「たかだか高山病」とは言ってる場合ではなくなり、当然自力での下山は困難となる。 もちろんこれはきちんとしたペース配分を心がけて登山を行えば防ぐことができるが、 それでも100%高山病にかからないとは言い切ることはできず、「どんな状況でも、誰でもかかる可能性がある」と考えておいた方が良い。

    この症状が現れた際の応急処置として持っておきたいのが、市販の「酸素ボンベ」や、「酸素タブレット」 これらを併用すれば万一、酸素欠乏症による高山病が発症しても、ある程度症状を緩和する事ができる。 しかし、あくまでこれらは「緩和程度」なので、一度高山病を発症したら、 下山して現在の標高から低い位置へ身を置くほか完全回復の術はない。
    なお、一般的に「高山病」は登っている最中に起こるものと思われがちだが、当然下山の際にも高山病を発症する事がある。 予定より下山時刻が遅くなり、足早に下山しなければならない時などは特に注意しておこう。

    また、高い山に登る時は、山の標高・気圧に体を慣らしておけば発症確率は下げられるため、山の中腹で前泊するなどして 前の日に「高山に対応した体」にしておくという対処法も有効である。

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BBQ・キャンプでの危険

  • ・やってはいけない「河川敷・中州でのキャンプ」Open or Close
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    河川敷・川の中州でのキャンプが危ないのは知られているようで、なかなかこの危険を甘く見てるキャンパーが多い。
    かくゆう私も中州ではないが、河川敷で行ったBBQ時に危うく荷物が流されそうになったことがある。
    そう、知っていても、わかっていても、実際に身をもって体験することで「本当にヤバい」という事を認識する。
    キャンパーなら誰もが知っているあの「玄倉川水難事故」を思い出してほしい。知らない方は、玄倉川水難事故で検索してみるといい。
    中州でのキャンプがなぜ危ないかというと、まず、中州そのものが、川の一部であると知ってほしい。
    そう、「今たまたま、陸が見えているだけ」にすぎない、まさに激流が押し寄せるであろう川のど真ん中でどうしてテントなど張れようか。
    今見えているその陸に見える場所は、明日には、いや数時間後には流れる川になっていると予想すると、そこにどっこいしょと腰を下ろす気にはならないだろう。 ましてやそこで就寝する設備をせっせと運び込むなど完全に自殺行為である。
    酒で酔っ払っての就寝後、テントに入り込む水の浸水でたたき起こされ、急きょすべての荷物を運び出し、 人も物も全て増水後の中州から安全に逃げ出す事などまず100%不可能だと思った方がいい。
    テント内で水の浸水に気づいた時点ですでにお陀仏である。
    これは中州ではなく、河川敷でのキャンプでも同じことが言える。中州ほど絶望的ではないが、大雨が降った時などは、川の上流にあるダムによる放水で 突如、とんでもない量の川の増水が起きる。いわゆる鉄砲水という奴だ。
    通常、ダムの放水時には、サイレンが鳴らされるというが(私は聞いたことがない)これが聞こえる範囲にいればまだいい。
    しかし、そのサイレンが何の意味を持っているのかすら知らなければ、いかに大音量のサイレンが響いても無駄である。
    中州・河川敷のロケーションは確かに良い、軽く水遊びする程度ならいざしらず、
    あまりの気持ちよさに、のんびりくつろぎ過ぎてしまうと、その代償はあまりにも大きいものとなってしまう。

  • ・毎年恒例「カセットボンベの大爆発」Open or Close
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    BBQでは必ず持っていくカセットガスボンベ
    良く使われるのがCB缶という縦長の奴。
    コンロの燃料としてはもちろん、ガスバーナー、ストーブ、ランタンの燃料としていくつもストックして持っている人も多いのではないだろうか。
    私も常にツールボックスの中に数本保管しているが、こいつの使い方を誤っての事故は非常に多い。
    危険な使い方として代表的なのが、即席ツーバーナーでの使用。
    ひとつの大きな鉄板の下にカセットコンロを2台以上置いて 左右の鉄板を均一に温めようというものだが、これはセットされているカセットボンベに熱が移り非常に危険だ。
    通常、カセットコンロについているボンベ部分には金属製のカバーが付いているが、このカバーがあるから大丈夫なんてことはない。
    熱は逃げることなくボンベに蓄積され、あっという間に100℃以上の温度にまで上昇し、やがて大爆発を起こす。ビジュアル的にどう見ても最後は爆発の絵しか見えてこないこの即席ツーバーナーでの事故はどういうわけか例年止む事がない。

    他にも恐いのがガス漏れ。バーナーやストーブなどを使ったまま、切る方向のつまみの回しが甘く、火は消えているが、「シュー」という音が出っ放しの場合、 これも、近くにちょっとした火だねがあるだけで爆発する可能性がある。これはCB缶に限らず、OB缶でも同じことが言える。 また、ボンベを保管の際も、雑な保管をしていると、このボンベ口がうっかり押されたままの状態になり、ガス漏れが起きている場合もある。 これに気づかず、タバコに火をつけようものなら、「ボンッ」である。

    カセットボンベを使う時は、使用中「ボンベに熱が溜まってないか」。
    保管するときは、「ボンベ口にキャップがされているかどうか」を必ず確認しよう。

    また、キャンプから帰ってもカセットボンベを車に入れっぱなしで保管している人がいるが、これも危険なので 必ず室内の直射日光が当たらない涼しい場所で保管するようにしよう。

  • ・砂場・砂利道による車の「スタック」Open or Close
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    キャンプ場はどうしても河原のあるところを選んでしまう。
    河原には砂利・砂場が多く、通常のセダン・ワンボックスカーなどがうかつに侵入すると、その場で立ち往生を食らう事がある。
    過去に、「自分の車は4WDだから大丈夫!なめんな!」とばかりに勢いづいて入ってきた車が、突如砂によるスタックで身動きが取れなくなり、 ドライバーと一緒に車の脱出を手伝ったことがある。
    困ったときはお互い様だが、これがもし他に誰もいないような状況だったらと思うと、なかなかの恐怖ではないだろうか。
    自分も4駆の車に乗ってはいるが、必ずしも四輪駆動の車ならどこでも走れるという訳ではない。
    自己のカーチューンアップによっぽど自信があるのなら結構だが、「絶対はない」と覚えておいたほうがいい。
    また、キャンプ場と銘打ってるエリアや有料サイトなら、ほぼサイトの地形についての注意書きがされている。
    初めていくキャンプサイトならなおさら、まずは、どこからどこまでが車で行ける場所なのか、安全な場所に車をとめて、 きちんと徒歩で調べた後、車で移動するぐらいの慎重さは持っておいた方が良い。

  • ・忘れてませんか?「ペグダウン」Open or Close
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    テントやタープの設営時、結構面倒で忘れがちなのが
    この「ペグダウン」。大きなテントなどは受ける風の面積も広いため、強風が吹けば いくらテント内に荷物を置いていても、驚くほど簡単に引っくり返ってしまう。 故に、デイキャンプだろうが1泊のキャンプだろうが、テントやタープを張ったら必ずペグを打っておこう。

    人気のあるキャンプ場などは、隣のテントサイトと近い場合などがあるため この引っくり返ったテントやタープがお隣さんに激突し、思わぬ事故やトラブルに見舞われる事もある。 現に、この強風に煽られたタープを回収する様を私は何度も目撃してきたが、 やはりそう、原因はこれらをきちんとペグダウンしていない場合がほとんどである。

    また、最近良く見かけるカンタンタープのような4本足の自立式タープにおいても同様、 一見、足が4本しっかりと立っていてペグダウンなど必要ないかのように見えるが これも案外見かけより風に弱く、それこそ一発の突風で簡単に引っくり返ってしまう。 過去、私もこの手のタープにおいて、「後で打てばいいか」などととりあえず椅子に腰を下ろし、一服した途端 数メートル先にタープが吹き飛ばされ、汗だくでタープを回収した経験がある。 当然フレームは折れ曲がり、天幕を張ることもできずで散々。 この一瞬の気持ちの甘えが悲しいキャンプの思い出となってしまった。

    上記のような事故を防ぐためには、やはりどんなタイプのテント・タープであろうと、屋外で屋根を作る場合においては きちんと自在ロープを使い、ガッチリとペグダウンして設営具を地面に固定する必要がある。 複雑な構造や頑丈な設営具は、完成までに数十分かかるものもあるため、 「その形」になりさえすれば「できた!」と安心してしまいがちだが、 このペグダウンを含めての「設営完了」としておかなければ、 いつ吹くとも分からない突風には絶対に対処できない。

    しかしフィールドによってはペグを打つこと事態がストレスになるようなエリアも結構ある。 岩の多い河川敷や固い地面などでペグがひん曲がって残念な思いをしてしまった経験はないだろうか。 それが故に、「ペグダウンは大変だから・・」と学習してしまう気持ちは非常に良くわかる。

    そこで重要になってくるのが優秀なペグの選定。 まずテントやタープとセットになっているアルミペグとプラスチックハンマーだけは別途買いなおした方が良い。 これらを使用して一度でもキャンプに行けばわかるが、付属のペグとハンマーだけでまともに自在ロープを固定できたためしがない。 付属品とはいえ、メーカーさんがきちんと製造しているものに文句を言いたくはないが、正直この付属のペグ とハンマーは、どのフィールドでも使える万能なものではない。

    個人的に私がおススメするのは最強のペグと言われるスノーピークの「ソリッドステーク」と「ペグハンマー」。
    百歩譲ってハンマーはホームセンターで売っているようなものでも良いが、この「ソリッドステーク」 (以下ソリステ)と呼ばれるペグだけは絶対に手放せない。 刺さらない場所がないというぐらい頑丈なこのペグの愛用者は多く、フィールドを選ばずガツガツ打てる「信頼感」は他では決して味わう事ができない。 これまで面倒だったペグダウンが、このソリステのおかげで、 まさに「打つのが愉しくなるペグへと変わる。 「ペグとハンマーなんて付属品で十分」と思う方は結構だが、ちょっとでも不満を感じているならば、 是非一度これらのギアを手にして「打ち込める感動」を味わっていただきたい。

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気象変化の危険

  • ・サインを見逃すな!「真夏の熱中症」Open or Close
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    真夏の暑さ対策には帽子、通気性のいいドライメッシュシャツがおすすめだ。しかし、どんなに涼しい恰好をしていても、夏のレジャーに暑さはつきもの。
    キャンプやBBQにおいてのテント・タープの設営、自サイトのレイアウトをすべて終えたころには結構な量の汗をかいているのは私だけだろうか。
    例年危険視されている日中の紫外線量と自分の体温を超えるような気温の中、これを行うと結構ヤバい。
    またプールや海、河川などで遊んでいると、体は冷えているが実は体内では脱水症状を起こしている場合がある。
    熱中症の主な原因は、大量の発汗後に、水分だけを補給して、塩分やミネラルが体に吸収されていない場合に起こるといわれている。
    熱中症の初期症状である、めまい、頭痛が起きたら、すかさずスポーツドリンクなどを摂取して、体を冷やそう。 その他の症状としては、吐き気、だるさなどがあるが、異常な発汗や、突然体から汗がでなくなったらかなり危険な状態。 この時、心臓の鼓動もかなり早くなっているはずである。これらの症状が現れたら、確実に熱中症になっていると判断して間違いない。問答無用で救急車を呼ぼう。
    大人ならまだこれらの症状には早期に気付けるものだが、川で遊んで帰ってきた子供が突然ぐったりしてそのまま意識を失うなんて事も十分ありえる。 こうなる前に、のどが渇いていなくても、汗をかいていたら定期的にポカリやアクエリアスなどをゴクゴク飲むようにしておいたほうがいい。
    頭痛やめまいが起きていなくても、「失った分だけ補給する」という意識をしておけば、これらは簡単に防ぐ事ができる。

  • ・どこにでも落ちる「雷の恐怖」Open or Close
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    地震・雷・火事・親父なんて言葉がある。
    ここに親父をいれてくるギャグについては後程考察するとして、危険度第2位に食い込んでくるのはその死亡率の高さにある。
    雷には大きくわけて、「直撃雷」と「側撃雷」の2種類がある。前者は読んで字のごとく、雲の中から放電した電気が直撃する場合。
    この「直撃雷」を生身の人間がまともに食らった場合の死亡率は実に70%以上と言われている。 地域や位置によっても異なるが、その電圧はおおよそ数百万ボルトから最大でなんと10億ボルト。 家庭用電源の100Vですら直流で触れた場合、ショック死する可能性があることを考えるととんでもない電圧であることがわかる。
    もう一つは「側撃雷」と呼ばれるもの。
    自分より高い位置にある木などに直撃雷があった直後に、傍にある対象物にも放電する雷がそれである。
    雨がひどくなったからといって近くの高い木の傍で雨宿りをしていてもネコバスのお迎えが来ることはない。 やって来るのは、大木を伝っての「側撃雷」の洗礼である。
    これではお迎えの意味もだいぶ変わってきてしまうので、雷時の雨宿りはきちんとした建物の中か、最悪車中で様子を見よう。
    また、空が光ってから何秒後かで雷の位置がわかるだとか、ゴロゴロの音が遠いからまだ大丈夫などという迷信は信じない方がいい。 空が光り、激しい風に乗せられた雨がそこに降っているのなら、今立っているその場所も十分に落雷する可能性はある。 テントやタープなど、ポールに金属を使っているものが多いキャンプサイトでは、特に注意が必要だ。

  • ・地震後の「津波」に要注意!Open or Close
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    気象変化ではないが、天災という意味でご紹介させて頂きたい。
    忘れもしない2011年の3月11日に起きた「東日本大震災」での被害は、地震によるものもそうだが、 半数以上は津波による被害であったことは誰もが知っていることだろう。
    都道府県の沿岸部の地域に住んでいるものならば、地震=津波とはわかっているものだが、 これが首都圏や海から遠い地域に住んでいる人はそこまでの危機感を持っていないのではないだろうか。
    そこに住んでいなくても、そこに遊びに行くことはある。 しかし、その地域独自の危険性を理解していない場合、「でかい地震があったな」「怖かった」「上から物が落ちてきたが助かった」と安堵してしまわないだろうか。
    海沿いの地震で本当に恐ろしいのは、地震が起きたその後である。
    震源地が海沿いのエリアであれば最速でも津波の到達は巨大地震発生から3分〜5分と恐るべきスピードで襲いかかり、 震源地が遠い場合であっても遅くとも15分〜30分程度で津波は沿岸部まで到達してしまう。 まさに一刻の猶予もないとはこの事である。
    しかも巨大地震の直後などは慌てているため、体感する時間はもっと短く感じられるはずだ。

    恐らくこの速度は「緊急地震速報」後の「津波警報」が発報されるのを確認してから逃げるのでは遅すぎる。 というのも、地震による停電や機器の故障で、緊急の情報が瞬時に得られないという状況もあるため、 海沿いでは「揺れたら逃げる」ぐらいで構えておいた方が最悪でも絶命は避けることができるはずである。 自宅から2〜3時間で行ける海水浴場、GWで予約した海沿いのホテルなど、海がある場所では、常に地震=津波という意識をしておいた方がいい。 いきなり巨大地震が起きた場合、慣れない土地ではどこが高い位置なのか、 どこが緊急避難場所なのか探すのは難しいので、 できれば、海沿いのレジャーに訪れる場合は、避難経路と緊急避難場所を調べておくぐらいはしておいたほうが安心だ。 揺れたら高い場所へ逃げる。現在住んでる場所がどこであれ、海へ行く予定があれば覚えておいて損はしない。

  • ・「注意報」・「警報」・「特別警報」の違いOpen or Close
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    TVやラジオなどでよく耳にする「大雨注意報」や「洪水警報」。
    まずこんな日にキャンプ場でテントを張ってる事はないだろうが、予期せぬ悪天候に見舞われた際のバンガローでの宿泊時・または登山時、 ボート上での釣り、レジャーの帰り道でも、これらの情報は少なからず収集しておいた方が良い。

    では「注意報」と「警報」とは何が違うか。同じようなニュアンスの言葉だが、実はこれらには気象庁が定めた「危険度のレベルを示す順位」がある。
    1:大雨や強風などで災害が起こる恐れのある時は「注意報
    2:重大な災害が起こる恐れのある時は「警報
    3:そこから更に重大な災害が起こる恐れが著しく大きい時は
    特別警報
    を発表している。

    通常、レジャー前には当日の天気を数週間程前からチェックし、その日が雨天であるならスケジュールは変更するもの。 しかし普段なかなか集まらない久しぶりのメンバーや、初めてお誘いしたメンバーがいる場合などは、 多少の雨でもキャンプなどを決行してしまう事がある。(我々だけかもしれないが) そんな時はこの「注意報」「警報」の文字がその一帯や付近に出ていないかを確認した方が良い。 また、「まだ注意報だから大丈夫」などと言ってるとすぐに「警報」→「特別警報」となる場合もあるため 仕方なく決行してしまったパラパラ雨のレジャーであっても、付近に注意報が発せられるような場所があるなら、すぐに撤収を考えた方が良い。

    また、「警報が出てるけど、今の河川や海はどんな状態になってるだろう?」などと疑問を抱くのは結構だが、 決して現場を見に行くような事をしてはいけない。 以前、高波警報が出ているにも関わらず、海へ様子を見に出た若者が高波に飲み込まれ死亡した例があったが、 気象庁はお遊びで警報を出しているわけではない。その場所で「重大な災害が起きる恐れがあるから」その旨を発報しているということを忘れてはいけない。 避難するため、脱出するために止む無く危険区域を通らなければならない場合は仕方ないにしても、安全地帯から出てむざむざ死にに行くような愚かな野次馬根性は捨てた方が良い。

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危険な生物達

  • ・かゆみ地獄!「ブユ」Open or Close
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    キャンプなどで蚊に刺されてから、数日間、もしくは数週間かゆみが止まらないような症状に見舞われたことはないだろうか。
    それはおそらく蚊ではなくほぼ100%「ブユ」に噛まれている。
    (関東ではブヨ/関西ではブトと呼ぶらしい)
    我々は飛行する生物に対し、蚊やハチ、アブなどの「大きさ」で危険度を計る傾向がある。大きいものは危険で小さいものはまぁ平気と。
    足元にクマバチ大の何かが来ているのと、コバエ程度の大きさの何かが来ているのとでは、明らかに前者の方がパニックになる。
    しかし、このコバエ程度の大きさの昆虫が現れたときも是非パニックにはならずとも、警戒していただきたい。
    まず、こいつの正体は人や動物の血を吸う吸血鬼である。更に、吸血の際は蚊のようにプスっといくのではなく、 ガブリと噛み千切るように吸血するため明らかに痛みを伴う「やられた感」がある。 こんなときは、間違いなくこいつの攻撃を食らっていると思っていい。
    恐ろしいのはこの後で、ブユの毒が注入されると、蚊の様に刺されて数秒後に訪れるようなソフトなかゆみではなく、 数十分後に、ジワジワと患部が熱くなり、「狂ったようにかきむしりたくなる」ような強烈なかゆみに襲われる。
    おまけに、刺された患部は通常の2倍〜3倍ほどにも腫れ上がり、患部にしこりのようなものもできる。
    私も、過去にキャンプでこいつにふくらはぎを喰われまくった時などは、あまりにかきむしりすぎて、ふくらはぎが血まみれになったことがある。 その際も、キンカン・ムヒなどをいくら塗っても焼け石に水で
    医者の処方箋で出されるようなステロイド剤ですら、かゆみを完全に抑えることはできず、 約1週間ほどこの地獄が続いた時は気が狂いそうになった。 また、中にはアレルギー症状などが発症して呼吸困難などで重篤に陥るケースもあるほど、まさに一刺しで病院送りにされる恐ろしい虫なのである。
    予防策としては、当然肌の露出を抑える事と(とくに足元)・「ハッカ油」が有効らしく、気になるところは塗りたくっておくと良い。
    市販の虫除けスプレー程度ではほとんど役に立たないという事も覚えておこう。

  • ・わからんものに手を出すな!「毒キノコ・毒草」Open or Close
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    縦に裂けるキノコは毒がない。色が地味なキノコは食べられる。虫が食っている植物は安全など、これらはすべて迷信であると断言する。
    キノコは、確認されているだけでも実に5000種類以上もあり、そのうち、食中毒を起こす毒キノコは50種類以上も存在する。
    中でも、我々の食卓に並ぶような椎茸、マイタケ、シメジに似たような毒キノコなどごまんとあり、素人目でこれらを判別するのはほぼ不可能に近い。 よって、まず素人はその辺に自生しているキノコを食べようなどと思ってはいけない。
    サバイバル気取りで「焼いたらなんとかなる」なんて運任せで正体不明のキノコを口に入れる事など、6発全ての弾が入ったロシアンルーレットの引き金を引くようなものである。 また、食べられるキノコを覚えるより、最も食してはならないベスト10ぐらいだけでもピックアップして覚えておくといい。
    有名どころではベニテングダケ・カエンダケ・ツキヨタケ・ドクササコ・テングタケ・ドクツルタケ・クサウラベニタケ・ニガクリタケ・カキシメジなどがある。

    また、毒草に関しても、毒キノコ同様、毒のある種類だけでも覚えておくと良い。
    「山に生えてる草なんて喰うかい!」という方もいるかと思うが、食べずとも触れるだけで危ないものもあるので
    アウトドアでの豆知識として知っておくと、小さな事故も未然に防ぐことができる。
    毒草で、私が非常に印象的なのが、食べられる「ニリンソウ」と猛毒の「トリカブト」。食べられる「セリ」と猛毒の「ドクゼリ」。
    この二つは本当に形がよく似ていて、何度見てもどちらが毒なのか区別がつかない。
    私など、日頃の観察力が足りないせいか、下手すれば鍋の脇役「春菊」ですらトリカブトに見えて仕方がない。
    よって、よっぽどの自信がない限り、その辺に生えている山菜・キノコの類を口にするのはやめておこう。
    その一口が最後の晩餐になる可能性は十分にある。

  • ・出会わない事が大事「クマ」Open or Close
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    登山・キャンプ好きならば一度は聞いたことがあるだろう「三毛別羆事件(さんけべつひぐまじけん)」 日本史上最大規模の獣害とも言われているこの事件の主役がまさに「」である。
    また、近年では、「福岡大ワンゲル部・ヒグマ襲撃事件」が有名どころだろうか。当然、こちらの主役もまた「」である。
    この事件をまだ知らない人は、上記検索ワードで調べてみると恐ろしい過去を知ることができる。
    現在日本国内でヒグマの確認は北海道のみとされているが、関東でもヒグマほど獰猛ではないが、 人を襲うツキノワグマが多数生息しているため、 登山・ハイキングなどでのクマ目撃情報は結構な数が報告されている。
    関東の群馬県などでは、約1000頭のツキノワグマ が生息しているといわれ、以前登った妙義山だけでも数十頭はいると現地の人から聞いた時にはゾっとしたものだ。 まず、それだけは我々のアウトドアライフに身近な存在であることを知っておいてほしい。

    では、熊対策はどうしたらいいか。
    のいる場所には、熊独特の「獣臭」という匂いがある。
    私も過去に「鳥海山」「戦場ヶ原」「妙義山」でこの「獣臭」を感じた事がある。
    例えるなら、飼い犬を数週間洗っていないような汗と油がまざったアンモニア臭ともいう奴か、なんというか「獣の匂い」そのままである。 そんな匂いを感じたら、そこは熊のテリトリーである可能性があるので警戒した方が良い。

    はその体格の割に非常に憶病と言われ、人間の存在を知ると、向こうから逃げていく事が多い。
    そのため、「熊よけの鈴」などで、こちらの存在をアピールをすることで、 「熊と遭遇しない」という環境を作り出す事が非常に重要とされている。 しかし、万が一、熊よけの鈴などを装備し忘れて、こちらの存在が遠くからアピールできなかった場合や、 熊のテリトリーに侵入してしまい、興奮した彼らとばったり遭遇してしまったらどうしたらいいだろうか。 この時、一番やってはいけないことが、「後ろを振り向いてダッシュで逃げる事」だけは絶対してはいけない。
    これがヒグマの場合だったら、ボルト以上のスピードで追いつかれ確実にボコボコである。
    熊は実に100mを7秒という恐るべきスピードで走ることができるため
    ヒグマを凌ぐ程に脚力に自信のある者以外は、決して彼ら相手に背を向けて逃げる事だけはやめておこう。

    「後ろを見せて逃げる」という行為が、彼らの狩猟本能を刺激して、「たいして興味もないけど、とりあえず追っかけよう」と思ってしまうらしいのだ。 興味がないのなら、放っておいてほしいものだが、本能なのでこれはどうしようもない。そんなときは、非常に恐ろしいだろうが、 の目を見ながら、ゆっくり・・ゆっくりと・・後退して、 の視界から消えることだけを第一に考えよう。
    この時、優しい言葉をかけながらフェードアウトすると効果的と言われてるが、真相は定かではない。
    実際、全長3m級の毛むくじゃらを目の前にして、優しい言葉などをかけられる余裕はないだろう。 逆にこっちが誰かに優しい言葉をかけてほしいぐらいのシチュエーションだが、一応これも覚えておいてほしい。

    そして最悪、が襲いかかってきた場合も考えておこう。 に襲われて生きて帰ってきたものは、必ずと戦っている。
    熊撃退スプレーが一番だが、常に携帯しているハイカーはそうそういないだろう。 レジャーシートやレインウェアを勢いよく広げて威嚇するという方法や、 手持ちのナイフで応戦したというサムライもいるが、皮下脂肪が8cmもあるヒグマ相手にナイフで致命傷を負わす事は難しいだろう。 アメリカの熊対策マニュアルには首を手で覆って頸動脈を守るような姿勢でクマが立ち去るのを待つという回避法があるが、 これはあくまで熊が興奮していない状態の回避法である。 一度熊が興奮したら、時すでに遅し。木に登って弱点の鼻を蹴るなり、噛まれた際に勢いよく舌をひっぱるなどして、一太刀かます必要がある。 しかし、これらはあくまで最終手段であって、黙って食われるよりは戦った方がいいという状況のお話である。との戦闘はあくまで死に直面した時だけを想定してほしい。 また、が出たら死んだふりなどという迷信は流石に現代で信じている者はいないだろうが、これも一応無駄であると記述させていただく。

  • ・我、危険なり!「スズメバチ」Open or Close
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    アウトドアライフで特に警戒しなければいけないのが、この黄色と黒のお代官様。そうスズメバチである。
    夏から秋にかけて、非常に攻撃性が高くなり、行動も活発になるこの スズメバチによる死亡件数は、実に年間30人以上に上り、多くの方がこのお代官様によって亡くなっている。 この数値は、毒蛇やその他の危険生物などでの被害件数の比ではなく、他項でご紹介しているヒグマとの遭遇による死亡件数をはるかに上回る。 まずこいつに刺される事で危険なのは、その毒によるものはもちろんの事、最も恐ろしいのが、2回目以降に刺された際に発症する 「アナフィラキシーショック」と呼ばれるいわゆるアレルギー症状によるショック死である。 一度目に刺された事で生まれた体の中の抗体によりアレルギー反応が生じて、刺された数分後には、めまい・手足のしびれ・ 呼吸困難・血圧低下・意識障害などが起きて、最悪の場合、心肺停止にまで陥ってしまう事がある。
    体力の少ない子供や、お年寄り等は特に重篤になるケースが多く、たかが昆虫などとあなどっていると、このちっこいお代官様により天に召されてしまう。

    スズメバチは、あまり都心では見かけないかもしれないが、アウトドアで彼らと遭遇する機会はそう珍しくない。
    夜のキャンプ用にと、薪(まき)探し中、茂みに入り、うっかり彼らの巣の近くに寄ろうものなら、とたんに襲ってくる場合がある。
    時期にもよるが、こちらに敵意はなくとも、彼らのテリトリー10m圏内に侵入しただけで、 攻撃される事もあるので、茂みや林、森に入ったら、ちょっとだけでも彼らの生活の事を考えて行動するようにしよう。
    また、森林の近くで火気を使用した際、炭などから出た煙が彼らの巣にかかり、攻撃される事もある。 (実際サバイバルキャンプにて経験済み) 近くに森林があるようなサイトでは、巣を目視できずとも、「森の中にスズメバチの巣があるものと思って」風向きを考えて火を起こした方が安全である。

    スズメバチと呼ばれるものには、比較的小型のキイロスズメバチコガタスズメバチなど数種類の区別がされているが、最も危険なのが「オオスズメバチ」と呼ばれる種類。 体長がなんと5cm以上ある大型種は一度に注入する毒の量も半端ではなく、大人でも一発刺されただけであの世行きになるほどの殺傷力を持っている。
    また、彼らの毒は仲間を呼ぶフェロモンが含まれているため、攻撃している最中に他のお代官様がワラワラとやってきてしまうので、 万一攻撃されたら、襲撃現場からはとりあえず移動してから応急処置を行うようにしよう。

    更に、あまりお勧めしないが、スズメバチを退治した場合も同様、体から出るフェロモンが仲間を呼んで、 「おまえが敵か!」とばかりに復讐されるので、退治したら、きちんととどめを刺し 死体をその場から離して処分する事を覚えておいた方が良い。

    そして最悪にも、このタイプのスズメバチに刺されたら、まず躊躇せずに第一に病院へ行こう。
    というのも、刺されてから約10分から15分後に、アナフィラキシーショックの症状が出る可能性があるので、 すぐさま病院に行くか、救急車を呼ぼう。その間、応急処置として、できるだけ毒を指で絞り出しておいた方がいい、自分でできなければ誰かにやってもらおう。 痛くなるほど患部を絞ると、血液と混じった毒が体外へ出るので、冷水で冷やしながらこれを数回行う。
    ポイズンリムーバー(吸引器)などを持っているのならガンガン毒を吸い出しておいた方が症状はいくらか軽減できる。
    この時、決して口で毒を吸い出したりしてはいけない。
    口内へ毒が侵入し更なる被害が発生する可能性があるため、必ず指で押し出すか、吸引器を使用しよう。
    なお、に刺されたら小便をかければ治るなどといった古くからの言い伝えがあるが、 これには全く科学的根拠がないため、かけるだけ無駄だという事も念のため覚えておこう。

  • ・もはや全国区!?「セアカゴケグモ」Open or Close
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    真っ黒なボディに「稲妻の様な赤」をお尻に走らせた、この禍々しいデザインのクモを見かけたらご用心。
    セアカゴケグモ」と呼ばれる体長1センチ前後のこのクモは、実は国産のクモではなく外来種(オーストラリア産)の毒グモである。
    背中に赤い模様があるものがメスであり、オスに比べて、毒性、及び攻撃性共にこのメスの方が上とされている。

    海外経由での貨物運搬の際に紛れて国内へ侵入したルートが現在の所、進入経路としては最も濃厚とされているが、 どの外来種の存在においても、もれなくそれらを持ち込むのはまぎれもなく人である。 特定の生物が自力では到底たどり着けないエリアにおいても予期せぬ場所でその生物が生息・繁殖してしまうのは、 もはや我々人間の進化の代償と言っても良い。

    さて、こいつの危険度についてだが、実はさんざんTVで騒がれているほど怖いものではなく、 「セアカゴケグモ」に噛まれて即あの世行きとなる確率は非常に低いと言われている。 体力の少ないお年寄りや子供は重篤となるケースもあるようだが、 日本国内でこいつに噛まれて死亡した例はまだ報告されていない。(オーストラリアでは死亡例がある) とは言っても、うかつにも、物珍しさでこいつに触れようなどと思ってはいけない。 どんな生物でも、刺激すれば攻撃され、噛まれる可能性はあるが、こいつのやっかいな所は、その攻撃性と、毒の種類にある。 噛まれた際に、体内へ注入される、神経毒の「α-ラトロトキシン」と呼ばれるこの毒が、 国産のクモでは発生しえない「発汗」・「めまい」・「発熱」・「腹痛」などの人体への悪影響が確認されているため、 セアカゴケグモ=脅威とされている。

    国産のコガネグモやジョロウグモでさえ、微量な毒は持っているが噛まれても流石に上記のような症状が現れる事はない。
    万一、これらに噛まれた場合は、抗毒素血清での治療が必要となるため、すぐに医療機関で適切な処置を受けよう。

    次に生息域。「セアカゴケグモ」は、一時期、関西でのみの目撃情報ばかりが注視されていたが、 今もなお盛んにその範囲を広げ、現在このクモの目撃情報は、確認されているだけでも実に37都府県にも上る。

    しかし、逆を返せば、これだけ環境適応力のある生き物に「遭遇しない方がおかしい」ぐらいに思っておけば、 ばったり出くわしても慌てる事はない。 マムシやスズメバチを発見した時同様、「あ、ここにもいたのね」ぐらいの気持ちで接してあげてもいいのではないだろうか。

    本当に恐ろしいのは、「知らない」という事。
    「現在確認されている外来種以外」のとんでもない有毒生物が、実は知らぬ間に すでにこの日本で密かに繁殖を広げているかもしれないなどと考えると個人的にはそっちの方が恐ろしい。
    その反面、「セアカゴケグモ」はすでに対応が確立している生物だけに、 「見かけたら触らない」ぐらいに覚えておけばそこまで恐れる生物ではないと個人的にはそう思う。

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身近に潜む危険

  • ・「冷感スプレー」で重体Open or Close
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    運動後のクールダウンや、アクシデント後、患部を冷却するのに非常に重宝する冷却・冷感スプレーだが、 今は「衣類に直接吹きかけると冷感が持続する」便利なものも販売されている。
    前者のスプレーも含めて、この手のスプレーは可燃性のガスが含まれているため、使用後に火気の近くで引火する危険がある。
    実際に車中でクールダウンのためにと、この冷感スプレーを着ているシャツにかけた後、 タバコに火をつけた途端爆発を起こし、重体になったケースがある。 軽い火傷ではない。「重体」である。
    この事故でどれほどの爆発力があったのかは言うまでもない。
    もっと過去の事例では、ヘアスプレーを車内で使用した後、爆発するという事故があったが、 こちらも同じく、ヘアスプレーに含まれる可燃性のガスが引火し爆発を起こしている。 ということで、「勢いよく吹き出すスプレー系のものはほぼ可燃性ぐらいに覚えておいても損はない。 換気の十分でない車内や、テント内などでは特に可燃ガスが充満したままになりやすいので、 原則、スプレーの類は屋外で使用するよう心掛けておけば、こういった事故は未然に防ぐ事ができる。 その他、「虫除けスプレー」・「除菌ジェル」・「除菌スプレー」なども、 ほぼ例外なく引火するのでこれらを吹きかけた後も注意が必要だ。

    また、スプレーをかけた直後でなくても、服にしみ込んだ可燃成分が揮発する前は、決して火の傍に近寄ってはいけない。
    「虫除けスプレー後の花火」・「冷感ジェル後のBBQでの火起こし」など実に数多くのパターンが想定できるアイテムだけに
    これらの使用には十分に気を付けよう。アウトドア好きならば、上記のアイテム類などは全て揃えている場合が多いので 普段使用している日用品がどれほど危険なものかを再認識した方が良い。

    個人的な趣向だが、私は製品裏に記載されている成分表を読むのが好きなため、この時必ずその製品が可燃性のものなのかどうかをチェックしている。 可燃性の成分が含まれている製品には、ほぼ全ての商品に「可燃性」の文字がでかでかと記載されている。 初めて手にする品であるならば、含有成分の全てを理解せずとも、せめて「燃えるものか」「そうでないものか」ぐらいは知っておいたほうが良い。

  • ・予期せぬ死・・「一酸化炭素中毒」Open or Close
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    一酸化炭素中毒というのは思っているより身近で怖い。
    身近にあるもので、排気ガスや、BBQ用の炭、ホワイトガソリンランタンなど、 これらから出る「一酸化炭素」を一定時間吸い続けると軽い頭痛やめまいなどの症状が出た後、たちまち帰らぬ人となってしまう。 これが就寝時であれば、気が付いたらではなく、気が付く間もなくいつの間にか三途の川を渡っているはめになる。
    というのも、一酸化炭素中毒は自覚症状を察知するのが困難で、「ヤバい」と思う前に死に至るケースが多い。
    恐ろしいのが、この一酸化炭素と呼ばれる分子は、酸素の約250倍も血液中のヘモグロビンと結びつきやすい性質があり、
    これらを吸い込む事で、当然酸素よりも早く一酸化炭素の方が多くヘモグロビンと結びついてしまうため、結果的に酸素不足に陥り、やがて窒息死してしまうのだ。
    火災での死亡事故の場合も、実に焼死するよりも先に、この「一酸化炭素中毒」で先に絶命している場合が多い。
    「火事になったら、身を低くしながら脱出したほうが良い」と言われているのは、この一酸化炭素が空気よりもわずかに軽い分子のため 身を低くする事で、わずかでも一酸化炭素中毒による事故を回避しやすいという意味が含まれている。

    アウトドアにおいてもこの一酸化炭素による事故は意外にも多く潜んでいる。
    最も危険なのが、「テントの中での一酸化炭素中毒事故
    ガスランタンホワイトガソリンランタンなどは絶対にテントに持ち込んではいけない。 これらのギアを夜のともし火などとして一夜を明かそうものなら、換気の十分でないテント内であれば一生目覚める事のない眠りについてしまう。 現代では流石に、テント内で火起こしする愚か者はいないだろうが、炭火練炭ガスコンロなどで夜の宴をテント内で愉しむ事などもちろん論外である。 そもそもテント内での火気の使用は、一酸化炭素中毒の危険ももちろんだが、万一倒れた際に起こる火災の危険性もある。 薄い生地で覆われたテントなど、一度火がつけば一瞬で全て燃え上がってしまうのは誰でも想像できる事だろう。 また、灯油ランタンならテント内でも使えるという意見もあるが、個人的には上記の火災の危険性もあるのでおススメできない。 やはり、テント内の照明はLEDランタン一択に限る。今はサイトの雰囲気を壊さない電球色のLED照明も沢山あるので、テント内ではLEDランタンで安全に愉しんだ方が良い。 最近では珍しくないが、炎の揺らぎを再現した「揺らぎモード」なる発光パターンが搭載されたオシャレなLEDランタンも良く見かける。

    続いて車の排気ガスによる一酸化炭素中毒
    サイトレイアウトを決めるときは、車とテントの位置に気を付けよう。 秋・冬などのキャンプ時は、あまりの寒さにテント内ではなく、急きょ車内で暖房をかけて寝る、いわゆる「車中泊」をする場合がある。 この時、排気ガスがテントの方向に流れると、そのテント内に一酸化炭素が充満して、最悪テント内で就寝中の者などがいた場合は、 これだけで中にいる者は全員死亡してしまう。 サイトレイアウトを決めるときは必ず、テント内に排気ガスが入らないよう車両の位置に注意しよう。 そもそも、キャンプ場内で停車中のアイドリングはよろしくないが、人のいないどこぞのサバイバルキャンプなどでは気にしない事も多い。 他人様はもちろんだが、仲間内だけでキャンプを行う場合も同様、細心の注意をはらっておこう。

  • ・まさかの食中毒!「野菜直売所」Open or Close
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    旅行先などで良く見かける「道の駅」や「野菜直売所」などで販売されている収穫されたばかりの野菜は非常にうまそうだ。
    通常のスーパーで手にするサイズよりも大きく、鮮度も高い上に価格も安い。
    このふらっと寄った「直売所」での買い物を、旅行帰りの楽しみにしている方も多いのではないだろうか。
    かくゆう私も、この手の「直売所」は大好きで、ましてや知らない土地に足を運んだ際など、「その土地の味」を知るために これが旅の醍醐味ともいわんばかりに、普段食べ慣れていない野菜や果物にまで手を出して購入する事も多い。

    しかし、今この野菜直売所」で販売しているキノコに「毒キノコ」が混入して、食中毒が起きた例が相次いでいる。
    特定の地域のどの場所でどうこうという話をしたいわけではない。一般消費者からすれば「毒物など販売するのはおかしい」とも言いたいところだが、 あえて言わせてもらえば、我々はその程度の毒物ですら、販売者・購入者共に見分けがつかず、目視でそれが毒物であると判別できていない事になる。 有害ではないキノコだと銘打って店頭に並んでいれば、疑いもなく金を払い、それを口に放り込んでしまうのは当然の事のように思えるが、 私が言いたいのは、購入する側にも知識が必要になってきたという事。 販売する側の責任は当然必要だが、身を守る方法として、そこだけに改善点があるわけではない。

    決して、販売者側を擁護するわけではないが、やはり識別するのは人間であるが故、 どんなに徹底した管理体制であっても、販売する側だけに頼っていては、今後もこのような事故を避ける事は難しい。
    というのも、我々の食卓に並ぶまでの食品管理というのは、一本一本のキノコに含まれる成分を随時検出して
    それらに毒物が含まれていない事が分かったうえで販売するようなハイテクな検査は行っていない。
    人的作業には、必ずミスや漏れが存在する。自分が完璧でないのと同様に、他人も完璧ではない。
    それをわかった上で自分なりの防衛策を用意して生活した方が、より安全だと言いたいのである。
    これはもはや「直売所」だけでなく、スーパーで販売している様な食品全般にも言えるような気がする。

    毒草毒キノコの項でも触れたように、これらの事故を防ぐためには、やはり最低限の毒草ぐらいは各々が目に焼き付けておいた方が良い。 これまでの事故で報告されている一部をご紹介すると、食べられる「クリタケ」と似た、毒の「ニガクリタケ」、 食べられる「ウラベニホテイシメジ」と似た、毒の「クサウラベニタケ」、食べられる「ヒラタケ」と似た、毒の「ツキヨタケであるが これらの資料は一度でもいいから目を通しておく事をおすすめする。
    春菊とトリカブトの区別も怪しい筆者は、この毒物の類似情報はいつかまとめて携帯端末などで瞬時に閲覧できるよう管理しておこうと思った。 いつの時代も、自分の身は自分で守らなければならないのかもしれない。

  • ・衝突事故から生態系の破壊まで「エゾシカ」Open or Close
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    北海道で生息しているエゾシカは顔だけ見れば非常に愛らしくキュートな動物の様に見えるが 実はこのエゾシカの増えすぎで、道内は深刻な問題を抱えている。
    関東に住んでいるとなかなかこのエゾシカの被害についての情報を得る機会も少ないが 北海道に身を置くものとしては、こいつがもたらす被害については決して無視できないものがある。

    まず、人間からしてみた被害としてあげられるのが「車との衝突事故」である。
    そう、今もなおワラワラと増え続けるエゾシカ達の生息域はもはや森林の中だけにとどまらず 民家はおろか、公道にまでお目にかかれてしまうほど増えてしまっているのだ。
    それがゆえに、道内ではエゾシカと車との接触事故が相次ぎ、多発エリアにおいては いつ飛び出てくるかもしれぬエゾシカに怯えながらドライバー達は車を走らせている。

    特に釧路、根室を結ぶ国道44号線が最も危険な区間とされ、非常に事故が多いエリアで有名だ。
    あまりの出没率のため、国道の両脇にはシカの進入防止柵まで張られているという徹底した防衛体制。
    まさに「魔の鹿エリアここにあり」である。

    更にやっかいな事に出没時間で最も多いのが、夕方から夜の間。(もしくは早朝)
    「薄暗い中フラフラと出てくる」ので、発見したと思ったらブレーキが間に合わず ズドンとひいてしまっている事も多い。
    ひかれてしまうエゾシカも可哀そうだが、ひいてしまった方も当然ただではすまないので どちらも気分のいいものではない。
    関東などで見る「動物注意」の標識は、正直リアリティに欠ける所があるが
    ここ北海道の国道44号線においては通過する道路全てが赤信号のようなものである。

    下手をすれば命に関わる大事故につながるおそれがあるので、危険区域と記されたエリアを通る場合は
    あまりスピードを出して車を走らせない方が賢明である。
    夕暮れ時、ヘッドライトに反射した光る目を確認した時は間違いなく奴らが正面にいると思った方が良い。
    キャンプ帰りの運転などで体が疲労しているときは認知・判断・操作が遅れてしまう事が多いので特に注意しよう。

    次に、増え続けた鹿の被害は衝突事故だけにとどまらず 田畑や民家の庭木、菜園などを食い荒らす被害まで報告されており、これまでの農林業への被害は実に65億円以上。
    更にはその旺盛な食欲と繁殖力が生態系の破壊までをも脅かし始めている。

    そう今や「たかだか鹿でしょ?」とは言っていられないほど 想像以上にこのキュートなエゾシカさんが深刻な問題になっているというから驚きだ。 行政も完全に「害獣駆除」としてハンターを動員し一定数の駆除対象条件を設け 駆除に踏み切っているようだが、現段階でも完全な問題解決にまでは至っていない。

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持っていると便利な物

  • ・ポイズンリムーバーOpen or Close
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    虫のいないキャンプ場など存在しない。更にアウトドアにおいて毒虫の存在はつきもの。 やっかいな毒虫に刺された際、瞬時に患部から毒を吸い出してくれるのがこの吸引器である
    蚊に刺された程度ならこのアイテムの出番はないが、ブヨ・ハチ・アブ・ムカデなどに攻撃された場合を考えると、これがあると非常に心強い。 使い方はいたって簡単、攻撃をうけた患部に吸出し口を当て、 ポンピングすることによって皮膚に注入された毒が吸い出されていくという仕組みだ。 幸い、私はまだブヨに刺された程度の使用経験しかないが、スズメバチに刺された際や、はたまたマムシに噛まれた際にも、「毒を吸い出す」という意味では有効のようだ。

    ポイズンリムーバーはいくつか種類があるが、私はこの「ドクターヘッセル インセクトポイズンリムーバー」を愛用している。 値段も安価で、非常に軽く、持ち運びも楽でいい。保管場所を常にわかりやすい定位置に入れておけば、万一毒虫にやられたときにも慌てずにすぐ応急処置ができる。 キャンプだけでなく、登山、釣り、BBQ時にも常に携帯しておけば安心のアイテムだ。

    また、これは毒を吸い出す吸引器であるが、吸い出した際、同時に血液も吸い出してしまうため、一度でも使うと結構汚れる。
    次回使用の際に、妙な感染症にかからないよう、使用後は必ず念入りに洗浄するようにしよう。

  • ・メタルマッチ・防水マッチOpen or Close
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    キャンプ場やBBQ場で火だねを忘れる事はまずない。ましてやメンバーに喫煙者が一人でもいればライターを持っているので着火に困ることはないだろう。 しかしこれが登山となると話は変わってくる。山での食事や暖を取るためにはストーブと呼ばれる小型のガスコンロを使用する。
    この着火には点火イグナイタと呼ばれるガスを燃やすための仕掛けが施されているのだが、(ついていないモデルもある)
    山では突然の雨や、ガス(濃いキリ)に見舞われ、大事なアイテム達が「シケる」ことがある。 この時、ストーブについている点火イグナイタもこの「シケ」により一時的に機能しなくなる事がある。 ここで登場するのがメタルマッチ防水マッチである。
    ストーブのつまみを回してガスを出し、メタルマッチ火花を散らせばあっという間にガスが点火する。 防水マッチも同様、例え側薬が濡れていても軽く拭くだけでしっかり点火してくれるので驚く。
    メタルマッチブラストマッチともいう)とは、マグネシウムの塊を棒状にしたもので、 付属のストライカーという刃物に近い金物とこすり合せる事で約3000℃近い温度の火花を散らす事ができる緊急着火器の事。 こいつの好きな所は、本体やストライカーがびしょ濡れであっても、必ず火花が散ってくれるので 「その役目を果たすアイテム」として非常に信用できる。

    今回はガスに引火する使用例だが、本来の使い方は、このマグネシウムを少しずつ削り粉状にしてから ストライカーで火をつけて使用する。 また、エタノールを脱脂綿にしみ込ませたものを密封保存しておけば、これに引火させるだけで簡単に炎が作れる事も覚えておこう。 ちなみにエタノール漬けの脱脂綿は薬局で簡単に手に入る。 メタルマッチはあまり使えないと言ってる記事をどこかで見たことがあるが、 確かにこいつの使い方にはちょっとしたコツがいる。 しかしきっとそれは使い始めて間もない方だったり、BBQでの着火の話だろう。
    確かに、炭の火起こしには着火剤を使用したガストーチや送風機に勝るものはない。 キャンプサイトにおいてはメタルマッチの出番などないのは当然である。 現在のアウトドア用グッズは実に個性的なものが多いため、どうしても「すぐ使えるものでないと遣えないもの」と判断が極端になりがちだ。 しかし、これらは使用する人間や環境によって違うので、一緒くたに「使える・使えない」と白黒をつけるのは難しい。 したがって、「個人的に私は重宝している」とだけ記述させていただく。 アイテムを使いこなす技術や、それらを習得するまでの過程もまた愉しいと思える一部の方にだけでもご理解いただければ幸いである。

  • ・メディカルキットOpen or Close
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    アウトドアでのケガはつきもの。
    コンロ・バーナー・焚火台による火傷や、釣り針や魚の歯による負傷や、河原で泳いだ際の切り傷・擦り傷など 挙げだしたらきりがないぐらい誰もが一度は経験しているのではないだろうか。

    家では救急箱なるものがあるだろうが、屋外では、これらの備品を全て、常に携帯している事などまずないだろう。 深い切り傷や、火傷は、ダメージそのものは軽くても、いつまでも痛みが残りその患部が気になって仕方なくなる。

    ましてや決して衛生的とは言えないアウトドアにおいては、ケガをした箇所からの感染症の危険性もある。 こんな時慌てないためにも、最低限の応急処置を行えるメディカルキットは持っておいた方が安心だ。 受けたダメージの完全回復はすぐに見込めなくとも、外にいるならば、今以上に悪化させない事が重要である。
    私の場合、メディカルキットには、これらのトラブルに備えた最低限の応急処置アイテムが入っている。
    中身は「消毒液」「絆創膏」「抗生物質」「鎮痛剤」「痒み止め軟膏」「ポイズンリムーバー」「正露丸」「胃腸薬」「小銭」。
    この程度のアイテムでは不足だと思う場合は、恐らくこんなものを使ってる状況ではないダメージを受けている可能性があるので、この辺をおさえておけば十分だろう。 あくまで最低限、消毒液」と「絆創膏」ぐらいの応急処置は行えるよう、小型のケースに入れて携帯した方が良い。 また、市販の消毒液だと携帯するには大きすぎるので、私は香水用のアトマイザー(スプレー状の空容器)に移し替えて救急スプレーとして使っている。
    その他、ユーティリキーを忍ばせ、レジャーでの不便にも備えてみた。
    ユーティリキーとは鍵の形をしたいわゆる十徳ナイフのようなもの。 この一つのカギには、マイナス・プラスドライバー・マイクロマイナスドライバー・2種類のブレード・ボトルオープナーと実に6種類の機能が備わっている。
    これらは、あくまで私のメディカルキットなので、こんなもの不要だという方もいるだろう。
    したがって使う人間や環境によっては中身を精選した方が良いのは言うまでもない。
    あくまでご参考までに。

  • ・偏光サングラスOpen or Close
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    釣りにおいてこの「偏光サングラス」は必須アイテム。釣り人で持っていない人はまずいないだろう。
    実はこいつはアウトドアのみならず、実生活でもフィールドを選ばず重宝する。 「偏光サングラス」と呼ばれる、こいつのレンズの間には「偏光膜」という、光が受ける角度を変えるフィルムが挟まれている。
    この「偏光膜」には、「通常見える光以外の、余計な反射光線をカットしてくれる機能が備わっている」ため、 通常のサングラスでは味わえない良好な視界を得ることができる。

    サングラスは一般的に紫外線をカットしてくれるだけの物が多いが、 現在サングラスを検討している方は、是非、紫外線カット+、この「偏光」と書いてあるサングラスを手に取ってみて欲しい。 きっとこれまでとは違った新しい屋外での愉しみが見えてくるはずだ。

    アウトドアショップはもちろん、有名どころでは、Ray-BanやPOLICEからも、この「偏光入り」が販売されているので、 ファッション性と実用性を兼ね備えたサングラスを選ぶ事ができる。
    (ちなみに写真は紫外線90%カット+偏光入りのPOLICE)

    この手のものは、メーカー名の後に必ず、「P」の文字が入っているものが「偏光入り」なので覚えておこう。
    「Ray-Ban P」・「POLICE P」などと必ず記載されている。 (ポラライズドレンズ/偏光レンズの略)

    初めてこのサングラスを使用したのは、過去に友人と釣りに行った際、「これかけてごらん」と貸してもらった時。あまりの視界の良さに驚愕したのは忘れもしない。 そう、釣り場の水面は通常、太陽光によってギラついているものだが、 この「偏光サングラス」をかけて水面を見れば、反射光はカットされ、水面付近に生息する魚の姿など丸見えになる。 浅い水場なら、底まで見えてしまうほどの良好な視界を得ることができるため、肉眼より優秀な視界を感じる事ができる。 余計な反射光を跳ね返し、あくまで自然光のみを通すという構造が非常に目に優しく、 私は、釣り以外でも、登山や、キャンプ、最も身近な「車の運転」でも重宝している。 車のダッシュボードに物を置くとフロントガラスに物が反射してフロントガラスが見えにくくなるという現象はご存じの通りだが、 この「偏光サングラス」ではその反射すらもカットしてくれるため、 まさに日常においても、このサングラスをかけた途端に反射光とは無縁の存在となる。 まだ「偏光サングラス」をお持ちでない方はこれらを手にして、一度、天気のいい日にでも、ダッシュボードの上に雑誌などを置き、 フロントガラスにその反射が見えるかどうか試してみてほしい。 きっとその視界の良さに驚く事だろう。

    なお、一概には言えないが、この「偏光サングラス」にもピンキリがあり、 劣悪な偏光だと、「ひずみ」が生じて、逆に目が疲れる場合がある。 前述でご紹介した有名メーカーでこの「ひずみ」を感じた事はないが、格安で販売しているような偏光レンズの場合は注意していただきたい。

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