巾着田キャンプ場(Kinchakuda Campsite)

ナビで計測すると、自宅から約32Kmのこの巾着田キャンプ場は、
おそらく我が家から最も近い「河原のあるキャンプ場」だという事が判明。
いつもの埼玉県某所も良いが、片道60�q近くある距離はラフに行ける距離とはいいがたい。
よって、現在私の中で総合ステータスが最も上位の「巾着田キャンプ場」をリサーチ。
まだ若干空が明るいぐらいに家を出たが、途中買い出しをしたりやなんやらで
到着するころは当然辺りは真っ暗。

駐車場代500円を自動精算器に入れ、恐る恐る中へ進む。
初めて利用するキャンプサイトなので、下調べはしたものの
なかなか勝手がわからないもので緊張する。
700lmのジェントスの灯りを頼りに、とりあえずテントサイトを確保。
後で分かった事だが、河原沿いならどこでやろうがOKとのこと。
完全にビビりすぎてしまった。

とりあえず、せっせとタープとテントを張り、炭に火をつけ真夜中の宴がスタート。
この日は平日という事もあり、疲れていたのですぐさま就寝。
夜はちょっとだけ冷えた。
朝起きると、昨日の無人ぶりが嘘のように、続々と車がゲートをくぐり
テントやらタープやらをあちこちで設営し始めていた。
シーズン中は、朝から来てベストポジションを取るのはなかなか至難の業だろう。
我々は平日の夜から泊りに来ているため場所を選べたが、昼過ぎにふらっと来て
このあたりにテントでも張るかとは簡単には言えない状況になるだろうと予想できる。

起きてすぐ、トイレ、炊事場を確認。
有料サイト（駐車場代500円のみ）だけあって設備は整っている。
女性や子供連れは特に、サイトからトイレの近さは重要である。
ゲート近くにも大き目のトイレがあり、比較的綺麗に保たれている。

前回、裏巾着田の方でも感じた事だが、
この目の前を流れる高麗川（こまがわ）は非常に流れが穏やかで綺麗な川である。
この日はまだ気温もそれほど高くないため、川遊びこそできなかったが
夏場ここでの川遊びは最高に気持ちがよさそうだ。
水深もそれほど深くないため、子供も安心。
ほろよい気分で、ふと反対側のエリアを覗きにいくと
何やら催し物が開催されていた。
キャンプに来たのに、まさかこんな催しがあるとは驚き。
売店のソフトクリームを食べて辺りを散策。
途中美しい桜と菜の花畑に遭遇。この季節は本当、植物が美しい。

巾着田（表）。
簡単に来れる距離で、設備も綺麗だが、それゆえ人気のサイトのため
これからの季節はきちんと計画立ててこないと、
「肝心のテントサイトがとれない」という状況になりそうなエリア。
いつものように車で川場まで乗り入れる事ができない場所なのは残念だが
それを譲っても良いキャンプサイトであることは間違いない。
これからも、ここを訪れるキャンパー全てが気持ちよく使えるよう
マナーを守って愉しもう。