戦場ヶ原(Senjyogahara)

道中、「熊出没注意」の看板があちこちに出現。
入口付近の案内所施設内にて「何月何日ここに熊がでました！」という地図上の
熊マーカーの数が尋常じゃなかったので相当な頻度で出没している模様。
こんな一本道でくまさんと出会ったら逃げ場はないだろう。
そのためか、あちこちでクマよけの鈴の音が聞こえる。

戦場ヶ原なんて名前だけ聞くと、
さも過去に人々の激しい戦の跡地のように思うが実はそうではなく、
赤城山の山神と男体山の山神が美しい中禅寺湖を自分たちの領土にするために、
大蛇と大ムカデに姿を変えて争った場所との事。
かつて謙信と信玄が5回にも渡って戦を行った川中島のような
実在した偉人同士の戦場も魅力的だが、
こういった幻想の世界の化け物同士が戦った場所というのも
なんだか神秘的だ。

見どころの大湿原は立ち入り禁止だけあって、
いつまでも湿原の美しさを保っていた。
ここで昔、大蛇と大ムカデがどのような戦いをしたのか
考えるだけでワクワクしてしまう。

天気のいい日にまた散策してみたいものだ。