硫黄岳(Mount Iou)
フィールド | 硫黄岳 |
ルート | 桜平〜夏沢鉱泉〜硫黄岳 |
アクセス | 長野県茅野市豊平 [MAP] |
難易度 | ★★★★☆ |
標高 | 2760m |
往復時間 | 約10時間 |
登山日 | 2013/7/12 | |
硫黄岳とは | 八ヶ岳の一派、歩行距離が非常に長い。 「硫黄岳」「赤岳」「横岳」など 南八ヶ岳の縦走をセットにして登るのが鉄板コース。 |
ここが良い! | 高山植物が美しい事で有名。 普段あまり見ることのない植物の美しさに目を奪われる。 南八ヶ岳制覇を目指した山中登山者も多いため、 南八ヶ岳ならではの本格登山を味わえる。 |
体験記 | 3連休の前夜に桜平付近で車中泊後、AM7:30ごろから山頂を目指す。 この桜平から硫黄岳登山口までの道がまぁ荒れている。ガタガタにもほどがある。 4WDのハイラックスサーフが車体を上下に揺らし悲鳴をあげながら ようやく登山口の駐車場へ到着。 流石は長野、埼玉とは違い気温は快適の22度弱。 そよ風が絶えないので体感温度はもっと低い。 道中は緑に囲まれた砂利道をひたすら歩く、途中吊り橋などを渡る箇所が複数あり その下を流れる小川のせせらぎが疲れた体を心地よく癒してくれる。 登山は山頂を目指し前へ進むものだが、 休憩がてらに立ち止まった風景をしばし眺めるぐらいの 心の余裕を持ちながら進むと、身体の負担も軽くなる。 道中3か所ほどの山小屋を経由し、更に先へ進むと美しい高山植物と 荒々しい岩場が待ち受けている。 上に行くにつれ風が強くなり道幅1mもないような足場を渡らなければならない場所では 流石にストックをしまい、両手を岩場にかけて歩いた。 3点確保が要求されるようなファイト一発的な要素はないものの 決してヘラヘラしながらアホ面をして渡れるような場所ではない。 この足場の狭さと強烈な風速はマジなのである。 八ヶ岳は、過去に蓼科山に登ったのが最後。 強風と岩場だらけの足場は、共通している。 山頂付近での半袖は寒く、 だいたいどの山でもちょっと寒くなる前には長袖のウェアを着るものだ。 更に強風による体温低下は結構危険で、標高が高くなればなるほど疲労が増す。 そうこうしているうちに、あともう少しと、 腕時計の標高計測を見ながらようやく気合で山頂に到着。 山頂は更なる強風でガスがかかり、 パノラマで他の八ヶ岳の表情をうかがう事はできなかったのが残念。 しかし、道中の危険具合といい、高山植物の美しさといい、 好きな山ベスト5に食い込んでしまったほどいい山だと思った。 他の八ヶ岳も気になるが、これはまた来てもいいだろう。 |
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