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金時山(Mount Kintoki)

キービジュアル
フィールド 金時山
ルート 金時神社〜
アクセス 〒250-0631 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原 [MAP]
難易度 ★★★☆☆
標高 1212m
往復時間 約3時間
登山日 2016/12/10
金時山とは 絶景の富士山ビューポイントが多い事で有名な山。
ここが良い! あの金太郎伝説発祥の地。
日本人なら一度は触れてみてほしい山。
体験記 2016年12月10日(土) 恐らく今年最後のトレッキングとなるであろうフィールドは
神奈川県・箱根町の「金時山」で登り収め。
何気に12月の登山は初である。

今回新たにキュートで愉快な山ガール「Mっぺ」を加えて望んだこの山は
あの「まさかりかついできんたろう」の歌でおなじみ
「金太郎伝説」の発祥地とも言われる秀峰である。
そしてやはりこちらも日本百名山の一派。

「金時山」の標高は1212mと低山だが、道中、そして山頂から望める「富士山」が絶景な事で有名な山で
12月のこの時期でも多くの登山者が集う人気の山。
まずは「金時神社」にて登頂・下山の無事を祈り参拝。
途中境内前に巨大な金太郎のまさかりがあるので一度は見ていただきたい。

出発地の気温は0℃。予報では山頂は-2℃となっている。
埼玉ですら10℃前後の気温でダウンを着るぐらいの寒さ故に
「山岳においてのマイナス2度」という寒さの想像が全くつかない。
なので、とりあえず着とけ。いっぱい着とけと
ヒートテック・ウルトラライトダウン・マウンテンパーカーと
何層にもレイヤーを重ねて完全防寒で挑んだものの、
表示気温と体感温度はイコールではないと気づく。

やばい・・暑い・・暑すぎる・・
気温0度にしても入口からものの数分で汗だくである。
登山における防寒は結構難しい。
釣りなどの静止した条件での防寒とは違い、登山中体は常に動いているため
ほぼTシャツ一枚でも十分なぐらいに身体は熱くなっていく。

実は、寒冷地での発汗は結構危険で、発汗している時は身体は熱くなっているが
その後「汗が乾く際に」体は急激に熱を逃がそうとするため
急なパフォーマンスの低下、更に氷点下の環境等では、低体温症の可能性も出てくるため
冬登山では極力汗をかかない事が重要とされている。

夏場にも関わらず、日差しの弱い日に海やプールから上がった際
濡れた水着を着たままで急に寒さを感じた記憶はないだろうか。
暑くてプールに入っているのに上がったら唇が紫色になっている状態は、
低温により循環している血液中の酸素濃度が不足している為。
これは単純に身体が熱を奪われ過ぎている証拠である。

まさに冬場、汗をかいた後のウェアがその環境であり、
極寒の地においては発熱よりも奪われる熱の方が圧倒的に早い。
故に、冬登山においては「ちょっと暑いな」と感じる前に、
瞬時にレイヤリング調整を行いベストなコンディションを確保する必要がある。

冬場の登山は数えるぐらいしか体験していなかったため
今回の冬登山は非常に勉強になった。
と、開始からものの数分でそんなレイヤリング調整を行った後いざ山頂を目指す。
「金時山」の道中は非常になだらかな道で、これといって急こう配な斜面はなかった印象。
何気にふもとから山頂までは結構あっという間。
7歳のキッズ達を引き連れていても約2時間程度で山頂まで辿り付く事ができたので
登山経験者・かつピンであれば1時間以内にでも頂きを拝めるのではないだろうか。

そんなわけで無事に怪我もなく登頂!みんなよく頑張った!!
登頂後は待望の山飯。この日は定番のカップラーメンと爆弾おにぎり。
そして今回初同行していただいた「Mっぺ」が作ってくれた卵焼きが非常においしかった。
食後のホットコーヒーを飲みながらの一服。ああ幸せ。。。
この日は天気も良かったため、山頂は非常に混みあっていた。

その後、山頂にそびえる「金時山1212m」の柱標にて記念撮影。
柱標横には金太郎のまさかりが置いてあるのが粋である。
せっかくなので色々遊んでみた。(写真参照)

ちなみに山頂には「金時娘の茶屋」と呼ばれる山小屋・トイレも完備されている。
トイレは利用料100円を払うのを忘れずに。
山頂のこのオアシスの存在は女子・子供がいる場合は特に重宝する。

食事と記念撮影も終わりいざ下山。
途中まさかの雪(あられ)に見舞われたが全員無事に下山。
再度「金時神社」にて下山の無事に感謝し、一同合掌。
ありがとう金太郎。
数時間高速をかっとばし一同埼玉へ無事帰還。

「金時山登山」
12月初の冬登山にして、2016年を締めくくるにふさわしい山であった。
また更なる絶景を目指して来年もいっぱい遊びましょう!
みなさんおつかれ様でした。

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