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久住山(Mount kuju)

キービジュアル
フィールド 久住山
ルート 牧ノ戸峠〜
アクセス 〒879-4912 大分県玖珠郡 九重町湯坪瀬ノ本国有林232イ林小班 [MAP]
難易度 ★★★☆☆
標高 1786m
往復時間 約4.5時間
登山日 2017/8/14
久住山とは 大分県竹田市(旧久住町)にあり九重山(九重連山)を形成する火山。
ここが良い! 低い標高の割に絶景ポイントが多く、かつ本格登山が味わえる
九州の地に足を運んだら一度は登っておきたい人気の山。
体験記 標高1,786mの「久住山」は、日本百名山にも選ばれている火山群の総称。
登る前から登山口に立っただけで、埼玉では決して味わう事のできない
雄大な大地の予感を全身で感じる。
おーしやるぞー。

時刻はAM8:00。
「久住山」へのアプローチは、
比較的簡単と言われている「牧ノ戸峠(まきのととうげ)」からスタート。
通常、頂上まででも4時間弱との話だったが
登り3時間・下り1時間のスケジュールを組み、ザクザクと登り始める。

というのも、この日はあいにく午後から雨の予報で
昼過ぎには結構がっつり降るっぽいのだ。
そのためこのスケジュールで行かなくては、絶対に登頂はありえないと感じた。

ましてやこの地は九州。
次に訪れる「久住山」は何年後になるだろう。
そしてその頃私はいくつになっているだろう。
半ばタイムアタック的な速度で歩き始めた。

歩き始めて数十分。
間もなく気圧が下がり始めてガスが発生。
まじすか。
すでになのか。。

とはいっても、こちらのコースは決して傾斜がキツイ所もなく
ひたすら平坦な道が続くため、激しい高低差に体力を奪われるような箇所もない。
慎重に時間をかけて登れば誰でも登頂できるだろうという感じの山(コース)である。

ただ、午後からの雨。それだけが気がかり。
ひたすら歩き続ける事2時間弱。
途中緊急避難所の山小屋とトイレを通りかかったのでこちらで一服。

お世辞でも美しい山小屋とは言えない内装だが
登山中に雷や土砂降りに見舞われた事を考えると、
山頂までの中間地点にある休憩所は結構貴重である。(一個もない山も沢山あるので)
こんなところで寝れるか!と思うかもしれないが
疲れていれば人はどんなところでも寝れるもの。

幸いこの日は避難所としての利用はなかったが
一時的にでも雨風をしのぐことができるこの掘っ立て小屋の記憶は
「何か」の時にきっと役に立つ。
覚えておいて損はない。
これは天気が良かったら山飯ポイントになる事間違いなしである。

ここから更に1時間かけてザクザク。。
ここまでくるともう汗なのかガスで濡れてるのかわからないぐらい
全身がビショビショ。

一歩・また一歩・・・ひたすら登り続ける。
もうちょいか。
もうちょいなのか!

さすがは、「火山大国」九州の山。
天気が悪いためそう感じたのかもしれないが、
山頂付近はごつごつとした岩肌、地面は赤土がところどころ目立ち
決してフラットに腰を下ろして「ここで飯にすっか!」とはいかなそうなロケーション。

来た!登頂!!

あいにくのガスで辺りの景色は見えなかったが、
やはりこの柱標を目指してここまできたのだ。
この柱標に触れた瞬間はとても嬉しい。

登山経験者ならだれでも感じる事だろうが、この「登頂の達成感」は何物にも代えがたい。
「心地よく疲れる」という表現が適切だろう。
この疲労がたまらないのだ。

登頂後、一緒に登ったパーティと記念撮影をし、慎重に下山。
下山中、予定よりちょっと早く軽い雨に見舞われたので
これ以上ペースダウンしてたらやっぱりヤバかったのだろう。
無事に下山した後は、九州実家でのおもてなし。
昨日食いきれなかった豊後牛と鉄板焼きの上で再度ご対面。
また会ったね!おいしい牛さん!

疲れた体にビールと肉がしみる。。幸せだー。

2泊3日の九州帰省。
うまい酒と田舎の料理、久住山登山と温泉。
娘は初めての飛行機体験と、今年の夏休みは貴重な体験ばかりだった。

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